paruのブログ

感情の秘密基地

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HSPとの付き合い方

私はHSP(=繊細さん)です。

ずっと、一人の時間が必ず必要なことや

自分のペースややり方を崩されることが人一倍嫌なことや

神経質すぎるところが自分の人間としての欠陥(問題)だと思っていました。

 

 

長年、その欠陥を無くそうとしたり、何も気にしないでいられるような人になろうと色んな努力もして来ました。

 

 

でも、そうするほど心が潰されるように苦しくて。

自分自身が全否定されてるような感覚になって、

どんどん自分の価値や存在が無くなっていくような感覚になって、

この世に存在しているのに透明人間になったようにしか思えなくなったんです。

 

 

これは無意識レベルで、そう自分が感じてしまっていたことなので、自分がそう感じていることにすら気付けなくて。

 

 

そんな無意識に気が付かずに気にしないでいられる人間になろうとするほど、本能的に「自分の存在アピール」をせずには居られなくなっていました。

 

 

凄い自分。

仕事で評価される自分。

頼りにされて求められる自分。

料理や家事が出来る自分。

何かずば抜けて特技がある自分。

 

 

存在を認めて欲しくて、

「私はここに存在してるよ」って必死で分かって欲しくて。

 

自分自身で、自分の存在を確かめる意味もあって。

 

 

自分の肉体を手で触れるように

「私はこの世に存在してる。透明になってない。」って自分が消えてないことを確認しないと不安で仕方なくて。

 

 

それだけ感覚が麻痺して、本当に自分が肉体ごと透明になって存在してないような感覚しか残って無かったんです。

 

 

文章を読んで頭で理解しただけでは理解が出来ないと思う、自分の存在が消えたり存在してないような感覚。

 

 

 

本当に想像以上に怖いんです。この感覚。

 

 

全世界の人に無視されているような、

それどころか、そもそも私自身のことが見えていないんじゃないか?って真面目に本気で思ってしまうほど恐怖で通常の思考をすることが出来なくなるくらい、とてつもなく怖いことです。

 

 

どんなに自分自身に「大丈夫」と言い聞かせて、自分を安心させたとしても、自分以外の人に自分の存在が見えていないと思っているので、何も問題は根本解決しませんでした。

 

普段の日常生活で、黙って座ってるだけでも、色んな人の感情が入って来ます。

自分を選ぶようにしても、問答無用に色んな人の感情がリアルにいっぺんに大量に入って来ます。

 

 

たった一通のメールやLINEであっても、「後で」が出来ない私は、たったそれだけで簡単に相手のペースになってしまい、気付いたら自分のペースがぐちゃぐちゃになってしまいます。

 

 

だから、本当に誰とも話さなくても、外出や人混みに少しでも身を置くだけで、きた起き上がれないほどグッタリして、帰ってご飯食べてお風呂に入るまでに仮眠を取らないと動けないほどでした。

 

 

自分の内側は現実世界に反映するので、ずっと私は誰に何を伝えても訴えても「伝わらない」という、もどかしい気持ちから逃れることが出来ませんでした。

 

 

日本語を話して会話もしてるのに「伝わらない」「通じない」。

私の口は動くのに声が相手に届いて無くて、相手も何か言ってるのに声が全く聞こえないような感覚です。

 

 

そこには、寂しさと絶望ともどかしさと孤独感しかありませんでした。

 

そんな私にまず必要だったことは、

自分はHSPなんだと認めること(自覚すること)でした。

 

 

私は、どんなに好きで大切な人でも一人の時間が必要。

どんなに相手の気持ちが分かっても汲み取らない勇気を出す。

どんなに申し訳無いと思っても自分のペースは守る。

 

 

私はそういう人なんだ。

自分で自分をちゃんと認めてあげることでした。

 

 

その上で、ちゃんと周りに説明して「頼る」。

「頑張らない」。

 

 

頑張ることをもう辞めることでした。

 

 

たったそれだけのことですが、

心に余裕が出て、見えることも出て来たり、

大丈夫だったんだと気が付くことも増えました。

 

 

何より心がホッとしています。

これが一番大きい。

 

そうすると、徐々にですが、誰かに分かってもらうために必死のアピールをする必要も無くって来てます。

 

 

時に顕在的に自覚していた自分と違って拒絶したくなるかもしれないけれど、

自分を正しく理解して認めることが大切なんだと実感してます。